【最新】五十肩は治る?放置すると危険な理由と整体での改善メカニズム
◆はじめに
五十肩(肩関節周囲炎)は、
「そのうち治るだろう」と放置されやすい症状です。
しかし近年の研究では、
五十肩は自然治癒に2〜3年かかることが多く、放置すると後遺症が残るケースもある
ことが分かってきました。
さらに、痛みが強い時期に間違ったセルフケアを行うと肩の可動域が大きく低下し、回復が遅れるリスクがあります。
本記事では、
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五十肩は本当に治るのか
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放置すると危険な理由
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医学的に正しい「改善の流れ」
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整体で改善するメカニズム
を、柔道整復師の専門視点でわかりやすく解説します。
◆五十肩は治る?最新の医学的見解
結論:五十肩は治ります。ただし放置すると“治りきらない人”が増えています。
最新の研究データでは
五十肩患者の約35%が、治療をしなかった場合に肩の可動域制限が残ると報告されています。
五十肩は自然経過が
① 炎症期(安静時も痛む)
② 拘縮期(痛くて上がらない)
③ 回復期(徐々に動くようになる)
の3段階で進みますが、適切なケアがなければ②拘縮期→③回復期に進まず“固まったまま”になることがあります。
◆放置すると危険な理由
① 関節包(関節を包む袋)が固まり続ける
五十肩では、肩の関節包が炎症→縮む→硬くなるという流れが起きます。
放置すればするほど、関節包の拘縮(こうしゅく)が強くなり、自然には戻りづらくなります。
拘縮が進むと
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腕が上がらない
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背中に手が回らない
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寝返りで激痛
などの後遺症が残る原因になります。
② 痛みを避ける動作が「クセ」になり姿勢が歪む
痛みをかばって生活すると
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背中が丸まる
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肩甲骨が前に滑る
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反対側ばかりを使う
という姿勢の崩れが起き、結果として 首・背中・腰まで痛めやすくなります。
③ 筋力低下が進み、回復スピードが大幅に遅れる
動かさない期間が長いと
肩を支える筋肉(ローテーターカフ)が弱り、
「痛み → 動かさない → 弱る → もっと痛い」
という悪循環が起こります。
④ 他の病気が隠れている場合がある
“五十肩だと思って放置していたが、実は…”
というケースも珍しくありません。
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石灰沈着性腱板炎
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頚椎神経症状
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心臓疾患による関連痛
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糖尿病関連の肩拘縮
五十肩と誤診されやすいため、痛みが強く続く場合は要注意です。
◆整体で五十肩が改善するメカニズム
五十肩は「肩だけの問題」ではありません。
それを理解することが整体での改善効果のカギです。
以下は、整体で五十肩が改善していく仕組みです。
▶ メカニズム①
肩甲骨周りの筋肉がゆるむことで肩の負担が激減する
五十肩の患者さんの多くは
肩甲骨が固まり → 肩関節の動きを妨げる
という状態にあります。
整体では肩甲骨の可動性を取り戻すことで
肩の動きが一気に軽くなります。
▶ メカニズム②
背骨・肋骨(胸郭)を整えると腕が上がりやすくなる
背骨・肋骨は肩と連動して動くため、
背骨が硬いだけで腕が90°以上上がらないこともあります。
背骨を整えることで、
「腕がスーッと上がる」
という改善が期待できます。
▶ メカニズム③
首(頚椎)を整えると神経伝達がスムーズに
炎症だけでなく、
首の状態が悪いと肩に痛みが出ます。
整体の頚椎調整で
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神経の圧迫軽減
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血流改善
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筋緊張の抑制
が起こり、肩の重さや痛みが軽減します。
▶ メカニズム④
骨盤を整えることで肩の“土台”が安定
身体はすべて連動しているため、
土台の骨盤が歪む → 背骨がねじれる → 肩が上がらない
という流れがよく起きます。
整体で骨盤が整うと、
肩の動きが自然にスムーズになります。
▶ メカニズム⑤
自律神経を整えることで夜間痛が改善しやすくなる
五十肩の患者さんは最初、夜間痛が強い傾向があります。これは交感神経が過度に働き、筋肉が硬くなりやすいためです。
整体や鍼灸で副交感神経が優位になると、夜の痛みが軽減し睡眠の質も向上します。
◆整体+セルフケアで改善が早くなる
整体だけではなく、日常生活でのケアも重要です。
● 痛いときにやってはいけないこと
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無理にグルグル回す
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痛みを我慢してストレッチ
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重い荷物を持つ
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腕を長時間上げたままの姿勢
● 改善を早めるセルフケア
整体 × セルフケアで、回復が大幅に早まります。
◆まとめ
✔ 五十肩は治る
✔ しかし放置すると2〜3年かかることもある
✔ 関節包の拘縮が進むと後遺症が残る
✔ 肩だけでなく、肩甲骨・胸郭・首・骨盤が深く関係
✔ 整体は「肩以外の原因」を整えられるため改善が早い
五十肩は、
「年齢だから」「放っておけば治る」
という古い常識では対処しきれない症状です。
痛みが続く方、腕が上がらなくて困っている方は
一度専門家に相談することをおすすめします。
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