顎関節症が原因の顔のゆがみはなおる?そのメカニズムと改善法
【はじめに】鏡を見るたびに気になる顔のゆがみ、その原因は顎関節症かも?
「最近、顔が左右非対称な気がする…」
「写真を撮ると、なんだか片方の頬が下がって見える」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。実はその“顔のゆがみ”の原因、顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。
について、専門家の視点から詳しく解説します。
【1】顔のゆがみと顎関節症の関係性とは?
◆ 顔のゆがみ=骨格のゆがみ?
顔がゆがんで見えるのは、必ずしも「顔の骨」が変形しているわけではありません。実際、多くの場合は以下の原因が組み合わさって起こります。
- 顎の関節のズレ
- 咀嚼筋(そしゃくきん)=かむ筋肉の左右差
- 姿勢のゆがみ
顎関節は、頭蓋骨と下顎をつなぐ関節です。この関節に異常が生じると、顎の動きだけでなく、顔の左右バランスにも影響を及ぼすことがあります。
◆ 顎関節症がもたらす主な顔の変化
- アゴが斜めに動く
- 顎の開閉がまっすぐでない
- 首や肩の筋肉の緊張・こり
外見への影響
- 頬の筋肉が片方だけ発達・たるむ
- 口元(口角)の高さの違い
- 顔全体の左右非対称・むくみ
【2】なぜ顎関節症で顔がゆがむのか?そのメカニズム
◆ 咀嚼筋のアンバランス
「咬筋(こうきん)」「側頭筋(そくとうきん)」「内・外側翼突筋(よくとつきん)」などの筋肉は、顎関節の動きに大きく関わっています。
食事中片側だけで物を噛んだり、歯ぎしり・食いしばりの癖があると、左右の筋肉バランスが崩れます。
◆ 関節円板のズレ
顎関節には「関節円板(ディスク)」というクッションがあります。これが前方や片側にずれてしまうと、顎の動きがスムーズでなくなり、アゴのゆがみが生じます。
◆ 姿勢と顎の位置の関係
スマホやパソコン作業による猫背も要注意。頭の位置が前にずれると、顎関節の噛み合わせにも悪影響を及ぼします。
つまり、体全体のゆがみが顔にまで影響を及ぼすのです。
【3】顔のゆがみはなおるの?改善の可能性と条件
◆ ゆがみの種類によって改善可能性が変わる
ゆがみの原因 |
改善の見込み |
筋肉の左右差 |
◎高い(施術やセルフケアで対応可能) |
関節円板のズレ |
◯中程度(早期対応が重要) |
骨格の変形 |
△低い(成長後は難しい) |
顎関節症による筋肉バランスの乱れが原因であれば、多くのケースで改善は可能です。
【4】自分でできる!顔のゆがみセルフチェック法
以下のチェックを試してみましょう。
- 鏡の前で口をゆっくり開け閉めして、顎がまっすぐ動くか?
- 笑ったときに左右の口角の高さが違うか?
- 片側の頬だけが張っている・たるんでいる感覚があるか?
- 硬いものを片側で噛むクセがあるか?
これらに当てはまる場合、顔のゆがみ=顎関節の不調のサインかもしれません。
【5】整骨院でできるアプローチとは?
◆ 筋肉の緊張を緩める施術
- 咬筋・側頭筋・胸鎖乳突筋など、顎まわりの筋肉を丁寧に緩めることで、非対称な緊張を整えます。
◆ 顎関節の調整
- 専門のソフトな手技やセルフケアを行い、ずれた関節や動きの悪くなった関節円板を元の正常な位置、正しく動くように改善します。
◆ 全身から整える
- 骨盤・背骨・頸椎の調整を通じて、顎が正しい位置に戻れるよう土台からサポートします。
【6】BS福岡整骨院ではこのような症状に対応しています
BS福岡整骨院では、以下のような症状で悩まれている方が多く来院されています。
- 顔のゆがみやフェイスラインの左右差
- 顎の痛み・開けづらさ
- 写真映りが気になる
- 矯正治療後に顎の違和感が出てきた
当院では顎関節と全身のバランスの両方にアプローチする専門施術を提供しています。国家資格を有するスタッフが、ひとりひとりのお悩みに寄り添い、丁寧に対応いたします。
【7】まとめ:顔のゆがみをあきらめないで!
- 顎関節症は、顔の左右差・ゆがみの大きな原因となる
- 多くは筋肉や関節のバランスであり、改善が可能
- 自己判断せず、早期に専門院でチェックすることが大切
顔のゆがみで悩むあなたへ──
「もう元には戻らないかも…」と諦める前に、一度、顎の状態を見直してみませんか?